不妊治療とザイロリック

不妊治療とザイロリック

2013.04.12

<症例>
42歳男性
処方:整形外科
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Rp1)ザイロリック錠100mg 2錠 1日2回 朝・夕食後 42日分
Rp2)ロキソニン錠60mg 3錠 
   ムコスタ錠100mg 3錠 1日3回 毎食後 14日分
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<患者背景>
不妊治療を受けているが、婦人科のDrより「ザイロリックは精子運動などに影響を与えるため飲まないほうがよい」と説明を受けた。

<メーカー確認>
日本で数例ではあるが、精子運動低下・精子数減少の報告あり。中止後の状況など詳細は不明。
また、外科的処置を行った方で、アロプリノール服用により逆に精子数が増えたとする報告もある為、ザイロリックの影響を結論付けることは出来ないだろう。

ザイロリックが不妊に影響を及ぼしたとする海外での報告が1例あるため紹介する。

<文献報告>
55歳男性。前妻との間には二人の子供がいる。
二回目の結婚後、ザイロリックを三年間服用中パートナーは妊娠せず、精子の侵入試験で男性不妊が認められた。薬を中止後、4ヶ月で正常域に達した後パートナーが妊娠した。

<参考文献>
EJ.Margalioth, Diagnosis of drug-related male infertility by zona-free hamster egg sperm penetration assay. The Lancet,aufust3,1985(p275)

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