外用塗布剤で肌の色が黒くなる?

外用塗布剤で肌の色が黒くなる?

2013.05.31

<処方例>
皮膚科
-------------------------------------------------
ロコイド軟膏0.1% 5g   顔
-------------------------------------------------

<背景>
服薬指導時、「塗り薬を使うと色が黒くなるのではないか?」「ステロイド外用薬を塗った場所に日光が当たるとよくないと聞いた」など、外用塗布薬の使用に不安を感じる患者さんの声を良く耳にする。
このような副作用の報告がないか、メーカー数社に問い合わせた。

 
<各メーカーからの回答のまとめ>
・ 以前、臨床試験の段階でステロイド塗布部位に色素沈着が起こると示唆されたことがあるが現在は否定されている。
・ 色素沈着の原因は、炎症が治り皮膚が再生する過程で色素が沈着することにある(炎症後色素沈着)。
また色素沈着は一時的であり、時間がかかるケースもあるが大半は自然に消失する。
・ ステロイドに限らず、軟膏やクリームの基材には油分が含まれるため、塗布部位とその他では光の吸収に差がでる。そのため、日焼けの度合いが異なり、塗布部位にシミのように見える場合がある。

 <皮膚科Dr回答>
・軟膏の油分のため、日焼けしやすくなる。日焼け止めや化粧品は湿疹部位に刺激を与えるため、日傘や帽子での日焼け対策が好ましい。

 
上記より、プロトピック軟膏やディフェリンゲル等、紫外線曝露による副作用が知られている薬剤以外は紫外線による悪影響はないと考えられる。

© 2017 双和薬局