オテズラ錠 10mg、20mg、30mg

オテズラ錠 10mg、20mg、30mg

2017.08.04

【一般名】 アプレミラスト錠
*10mg・20mgはスターターキットのみ(1日目~5日目)、30mgはヒートあり

効能・効果
局所療法で効果不十分な尋常性乾癬
関節症性乾癬

用法・用量
通常成人にはアプレミラストとして以下のとおり経口投与し、6日目移行はアプレミラストとして1回30mgを1日2回、朝夕に経口投与する。

1日目

2日目

3日目

4日目

5日目

6日目以降

10mg

10mg

10mg

10mg

20mg

20mg

20mg

20mg

30mg

30mg

30mg

一包化の可否 

食事の影響 
なし

同種・同効薬  
免疫抑制薬:ネオーラル、プロトピック軟膏
VA類:チガソン
VD類:ドボネックス、ボンアルファ、オキサロール
ステロイド/VD配合剤:ドボベット

同種・同効薬との比較
オテズラ錠は「免疫調整薬」-PDE4(ホスホジエステラーゼ4)阻害剤
オテズラ錠は併用禁忌薬がない

初回投与時の注意
・2ヶ月程度で効果が出てくる
・副作用の多くは、下痢・悪心・頭痛。早い人では2~3日目で出現。副作用が出る人は1~2週間以内に出現するが、対症療法せずに改善することも多い
・外用をベースとして治療し、その後全身症状に対する第一選択薬として使用可能
・光線療法、バイオ療法、シクロスポリン、チガゾンとの併用可
・他剤からの切り替え時は、1~2ヶ月かけて徐々に他剤を減量し、その後中止
(ネオーラルは50mgまで減量後、中止でよい)

その他特記事項
・2018年3月1日より長期処方OK
・規格はスターターパック(最初の2週間分)と30mg錠(14Tヒート)のみ
・副作用等で減量する場合は30mgを1日1回がオススメ。半錠はデータがないため推奨しない
・服用中止すると再燃しやすい。海外で3年半継続しているデータあり
・禁忌に「妊婦又は妊娠している可能性のある女性」とあるが、催奇形性はない。マウス及びサルでの試験結果により、ヒトにおいて胚胎児毒性を引き起こす可能性が否定できないため
・血液検査の必要なし 

付録
・最初の2週間分で、3割負担の方は6700円程度の負担

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