ジャカビ錠5mg

ジャカビ錠5mg

2016.04.01

【一般名】ルキソリチニブ リン酸塩

効能・効果
1.骨髄線維症  2.真性多血症(既存治療が効果不十分又は不適当な場合)

用法・用量
1.骨髄線維症:1日2回、12時間毎。1回5mg~25mg、適宜増減
2.真性多血症:1回10mg開始、1日2回、12時間毎。適宜増減、最大1回25㎎

一包化の可否 データなし

食事の影響 なし 

同種・同効薬  ハイドレア、マブリン散

同種・同効薬との比較
・脾臓用量35%以上減少患者・ヘマトクリット45%未満達成患者…有意に増加
・瀉血依存患者…有意に減少
・赤血球数、白血球数、血小板数…有意に低下
・自覚症状(頭痛・めまい・倦怠感・掻痒感・腹部膨満感など)
・血栓性イベント…有意に減少
・副作用発現率(貧血、血小板減少、頭痛、疲労、かゆみetc)…既存療法と同程度

初回投与時の注意
・1日2回、12時間毎にいつ飲んでもOK。間隔は最低8時間以上あける。
・結核・敗血症などの感染症に注意

その他特記事項
・真性多血症の治療
・瀉血療法・低用量アスピリン
→ハイドレア(ごく稀にマブリン散が使用される)→1/4の患者が不耐容・抵抗性
→ジャカビ
・ジャカビはハイドレア・マブリン散・瀉血療法からの切り替えで使用される。

付録
・真性多血症の主な症状
・血栓→頭痛、めまい、赤ら顔
・炎症性サイトカインの上昇→倦怠感、掻痒感、寝汗
・脾臓・肝臓が腫れる→お腹の張り、早期膨満感

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