ゾフルーザ錠10mg、20㎎

ゾフルーザ錠10mg、20㎎

2018.06.08

【一般名】 バロキサビル マルボキシル

効能・効果
A型又はB型インフルエンザウイルス感染症

用法・用量
・通常、成人及び12歳以上の小児には、20mg2錠(40㎎)を単回経口投与。
・体重80kg以上の患者には20㎎4錠(80㎎)を単回投与
・12歳未満の小児
 40kg以上…20㎎2錠(40㎎)
 10kg以上20kg未満…10㎎1錠(10㎎)
 20kg以上40kg未満…20mg1錠(20㎎)

同種・同効薬  
イナビル、タミフル、リレンザ

同種・同効薬との比較
・平熱に回復するまでの時間はタミフルと同等(24時間)
・ウイルス排出停止までの時間…タミフル72時間に対して、ゾフルーザは24時間
・ノイラミニダーゼ阻害薬耐性ウイルスにも効果あり。

初回投与時の注意
他の抗インフルエンザ薬同様、異常行動に注意(因果関係は不明)

その他特記事項
・胆汁排泄のため、腎機能による投与量の調節は不要(重度の肝機能障害には慎重投与)
・主な副作用は下痢(1.3%)
・空腹時のほうがCmax、AUC高いが、どちらでも有効性を確認しているため、食事に関係なく服用OK。速やかに服用させることを優先させる。
・空腹時に飲んだからと言って、副作用が増えることもない(もともと副作用が少ないので)
・成人であれば体重が40kg未満でも40㎎でOK

付録
薬価 40㎎ 4.789円

© 2017 双和薬局