パキシルCR錠(グラクソ・スミスクライン)

パキシルCR錠(グラクソ・スミスクライン)

2012.10.24

【一般名】パロキセチン塩酸塩水和物徐放錠

効能・効果
うつ病・うつ状態

用法・用量
1日1回夕食後、初期用量12.5mgを経口投与し、その後1週間以上かけて1日用量25mgに増量。最大1日50mgまで。増量は1週間以上の間隔をあけて12.5mgずつ行う。

一包化の可否   (粉砕×、半錠×)

食事の影響    なし(空腹時だと消化器症状が起こりやすいため食後服用がよい)

同種・同効薬  
ルボックス、デプロメール、ジェイゾロフト、レクサプロ

同種・同効薬との比較  
パキシル速放錠との比較
・過度の血中濃度の上昇を抑え、悪心、嘔吐などの副作用軽減
・効果はほぼ同等
・速放錠に比べ飲みやすく、続けやすい
(6ヵ月後の治療継続率:CR錠=55%、速放錠=43%)
・パキシルCR錠12.5mg=パキシル錠10mg、パキシルCR錠25mg=パキシル錠20mgに相当する(CR錠は腸溶性の為、吸収が遅れ、25%は吸収されずに排泄される。)
・用法は同じ(1日1回夕食後)
・適応・・パキシルCR錠…うつ病、うつ状態
    パキシル速放錠…うつ病、うつ状態、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害     

初回投与時の注意    
・飲み始めから効果が現れるまで2~4週間ほどかかる
・症状改善しても、6~9ヶ月間は服用を続ける

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