ホスリボン配合顆粒(ゼリア新薬工業株式会社)

ホスリボン配合顆粒(ゼリア新薬工業株式会社)

2015.12.11

【一般名】リン酸ナトリウム製剤

効能・効果
低リン血症(くる病、骨軟化症、Fanconi症候群など)

 用法・用量
リンとして1日あたり20㎎~40㎎/kgを目安とし、数回に分割して経口投与。
以後は患者の状態に応じて適宜増減。上限はリンとして1日あたり3000㎎(30包)。

 一包化の可否 
○(相互作用注意のAl含有製剤以外なら特に問題なし)

食事の影響 
なし

同種・同効薬
なし(院内製剤としてリン試薬を使用していた)

 その他特記事項
・服用1~2時間後に最高濃度に達し、半減期が短い。胃腸障害を減らすためにも、
  1日あたりの投与回数を増やすことが望ましい。
・様々な飲食物に溶かしたり、かけたりして良い。(味はしょっぱい)
・1包(0.48g)当たり最低5mlの水で溶ける。(懸濁状態)
・添加物が55℃以上で析出するため、45℃以下の温度を推奨。
・腸管洗浄剤のビジクリア配合錠を改良した薬。
・くる病患者は、活性型V.D製剤や成長ホルモン製剤などと併用される。
・ヘプセラの低リン血症発現時のリン補充で使用される例もある。
   その際は活性型V.D製剤と併用されることも多い。

 

 

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