マイテラーゼ錠10mg(アルフレッサファーマ)

マイテラーゼ錠10mg(アルフレッサファーマ)

2012.09.26

【一般名】アンベノニウム塩化物

効能・効果
重症筋無力症

用法・用量
・1日15mgを3回に分割経口投与。症状により適宜増減。
・初回量10mg/日から開始し10mgずつ増量するが、1日3~4錠以上必要とする際には慎重に投与。

一包化の可否   

食事の影響    なし

同種・同効薬  
メスチノン、ワゴスチグミン、ウブレチド

同種・同効薬との比較  
マイテラーゼ、メスチノンの2剤がよく使われる。

<メスチノンとの比較>
・作用発現時間、作用持続時間の差はほぼなし(経験に基づいた見解)
  作用発現時間:マイテラーゼ・・0.5~3h(主として1h)
         メスチノン・・30~40min
  作用持続時間:マイテラーゼ・・4~24h(主として8~10h)
         メスチノン・・3~6h
・重症時はマイテラーゼ、初期症状時はメスチノンを使うことが多い。
 (マイテラーゼの方が作用が強いと認識されている)

その他特記事項   
・10mg錠の規格しかないため、通常1.5T3×の処方になる。
・1日30~40mg以上服用することはほとんどない。

付録
・重症筋無力症の患者は日本で5.000~7.000人で、男女比は1:2で女性が多い。
・重症筋無力症は自己免疫性疾患の為、マイテラーゼ等の対処療法より免疫療法が優先される。 

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