ヴォトリエント錠200㎎

ヴォトリエント錠200㎎

2016.01.22

 【一般名】パゾパニブ塩酸塩

効能・効果
根治切除不能又は転・移性の腎細胞癌

用法・用量
1日1回800㎎を食事の1時間以上前又は食後2時間以降に経口投与。

一包化の可否 
△ (メーカーとしては推奨しないが可能)

食事の影響 
あり (食後投与でCmax,AUC増加)

同種・同効薬  
同じ第一選択薬でスーテント。同適応でインライタ、ネクサバール。

同種・同効薬との比較
スーテントと比べ、疲労スコアが良好で、奏効率も良い。
副作用の特徴は、スーテントは手足症候群の発現が多く血液毒性があり、
ヴォトリエントはAST、ALTの増加など肝機能に影響がある。

初回投与時の注意
ALT上昇が初回服用開始から45日以内に発現しやすいため注意。
服用を忘れた時は、食後を避けて、気付いた時に服用。

その他特記事項
・主な副作用は下痢、高血圧、疲労
・インライタ、ネクサバールで効果不良の症例からの切り替え。切り替え時、
    休薬期間なし。患者の状態に応じて開始する。

© 2017 双和薬局