エムガルティ皮下注120mgオートインジェクター

エムガルティ皮下注120mgオートインジェクター

2025.01.31

【一般名】ガルカネズマブ

効能・効果
片頭痛発作の発症抑制

用法・用量 
通常、成人にはガルカネズマブ(遺伝子組換え)として初回に240mgを皮下投与し、以降は1ヶ月間隔で120mgを皮下投与する。

同種・同効薬 
β遮断薬(プロプラノロール)、抗てんかん薬(バルプロ酸、トピラマート**)、抗うつ薬(アミトリプチリン*、SSRI/SNRI**)、Ca拮抗薬(ロメリジン)、ACE阻害薬**およびARB**、CGRP関連薬剤(アイモビーグ皮下注、、アジョビ皮下注)
* 保険診療における片頭痛に対する適応外使用が認められている
** 保険適応外である

初回投与時の注意 
・最新のガイドライン等を参考に、非薬物療法、片頭痛発作の急性期治療等を適切に行っても日常生活に支障をきたしている患者に使用する
・注射部位はお腹(へそ周り5㎝以内は避ける)、太もも、上腕、お尻。注射箇所は必ず毎回変更する
・凍結を避け、2~8℃で遮光保存。室温で保存する場合は30℃を超えない場所で遮光保存し、7日以内に使用する。その後、冷所に戻してもよい
・頭痛発作が生じた場合は、トリプタン系製剤などの頭痛発作治療薬との併用可能
・注射を忘れた時は気が付いたときに1回分を注射し、その日から1か月後を次の注射日とする
・副作用は注射部位疼痛(10.1%)、注入部位反応(14.9%)が多い

その他特記事項 
・投与開始後3ヵ月を目安に治療上の有益性を評価する必要がある
・初回は2本投与が必要。ローディングドーズを行うことで初回投与後から血中濃度が早く安定し、2か月目と同じ効果を得られる
・1ヶ月間隔での投与のため、処方間隔が1ヶ月を切ると査定で切られる可能性がある
・オートインジェクター用の廃棄袋(3本封入可)、シリンジ用廃棄箱あり

付録 
薬価:オートインジェクター42,638円/キット、シリンジ42,451円/筒

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