シムビコートタービュヘイラー（アステラス製薬）

2012.07.18

【一般名】ブデソニド/ホルモテロールフマル酸塩水和物

効能・効果
気管支喘息（吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合）

用法・用量
成人には、維持療法として１回１吸入を１日２回。症状に応じて増減するが、維持療法として１日の最高用量は１回４吸入を１日２回。
頓用吸入する場合は、発作発現時に１吸入。数分（3～5分）経過しても発作が持続する場合は、さらに追加で１吸入。必要に応じて繰り返すが、１回の発作発現につき最大６吸入まで。
維持療法と頓用吸入を合計した、１日の最高量は通常８吸入まで。一時的に１日合計１２吸入まで増量可能。

同種・同効薬　　
アドエア

同種・同効薬との比較　　
・効果発現時間が早い（シムビコート１分、アドエア１５分）
・ステロイド吸入量は、シムビコート（定期吸入+頓用）とアドエア定期吸入+ＳＡＢＡ頓用を比較して、ベクロメタゾン換算で差はなし
・粒子が小さく、末梢に届きやすい
・１つで定期吸入、頓用吸入できる。
・シムビコート４吸入/日とアドエア（250）2吸入/日が同等の効果

初回投与時の注意　　　　　
・定期吸入をきちんとした上で頓用する。（頓用のみの適応なし）

その他特記事項　　　
頓用でも炎症を抑えるので、増悪の程度、頻度が抑えられる。その結果、頓用の回数も減る。
（メプチンなど、ＳＡＢＡ単独では炎症を抑えることができない）　

付録
ＳＭＡＲＴ療法・・定期吸入に加え頓用吸入する治療法