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TEL 092-271-5350
2021.01.29
【一般名】 ダパグリフロジンプロピレングリコール錠
効能・効果
・適応追加●慢性心不全(慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。)
・2型糖尿病、1型糖尿病
用法・用量
●慢性心不全:10mg1日1回(1型糖尿病を合併する患者は、5mg1日1回から開始)
・糖尿病:5mg1日1回、最高用量10mg1日1回(1型糖尿病はインスリン併用下)
一包化の可否
可
食事の影響
食事の影響なし(AUCによる評価では本剤の吸収率 に食事の影響なし)
同種・同効薬
慢性心不全に適応のあるSGLT2阻害薬はフォシーガのみ
適応による比較
・開始用量・・・慢性心不全10㎎ 糖尿病5㎎開始
・投与条件・・・慢性心不全-慢性心不全の治療薬が1剤あればよい
糖尿-Ⅰ型インスリン投与中、Ⅱ型-特になし
・腎機能障害・・慢性心不全- eGFR 45未満でも使用可
eGFR30未満及透析患者での臨床試験なし
糖尿-重度低下は禁忌、投与中eGFR 45未満は血糖低下効果は認められないため、投与中止を検討
初回投与時の注意
・開始用量が循環器科と糖尿病科で異なるので注意する
・eGFR30未満は慎重投与
・BMI18.5未満や認知症でこまめな飲水遵守できない患者にはすすめられない。
その他特記事項
・5㎎1日1回では慢性心不全に対する有効性は確認されていない
・慢性心不全において年齢による効果の大きな差なし
・メカニズムは仮説段階。解明されていない。
浸透圧性の利尿作用(他利尿剤と比較し電解質異常はきたさない)、糸球体濾過機能の改善、心筋の繊維化の抑制、体液調整を介した血行力学的作用が是正、などいろいろとある(アストラゼネカより聞き取り)
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