ブイタマークリーム

ブイタマークリーム

2024.12.13

【一般名】タピナロフクリーム

効能・効果
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬

用法・用量 
<アトピー性皮膚炎>通常、成人及び12歳以上の小児には、1日1回、適量を患部に塗布する。
<尋常性乾癬>通常、成人には、1日1回、適量を患部に塗布する。

同種・同効薬 
<アトピー性皮膚炎>モイゼルド軟膏、プロトピック軟膏、コレクチム軟膏、デュピクセント皮下注
<尋常性乾癬>ドボベット軟膏-ゲル-フォーム、コムクロシャンプー、ボンアルファハイ軟膏-ロ-ション、マーデュオックス軟膏、オキサロール軟膏-ロ-ション、グリメサゾン軟膏

同種・同効薬との比較 
安全性や治療効果に関して、他社製品との比較は行われておらず、プラセボとの比較検討しか行われていない。

その他特記事項
・副作用は適用部位毛包炎が一番多い。アトピー性皮膚炎使用時は頭痛、ざ瘡が次に多く、尋常性乾癬使用時は接触性皮膚炎が次に多い。
・頭痛のAEは2.3日で発生し、すぐ消失する傾向にある。カロナール等の鎮痛剤で対応可。
・モイゼルトやプロトピックといった他のアトピー性皮膚炎治療薬からの切り替えで使用されることが多いが、上乗せで使用されることもある。また、ステロイド外用剤からの切り替えもある。
・治療効果として、アトピー性皮膚炎では8週使用で約5人に1人の方で症状が消失またはほぼ消失。EASI-75到達割合は約4割。尋常性乾癬では、12週使用で約5人に1人の方で症状が消失またはほぼ消失。PASI-75到達割合は約4割。どちらの病状においても半年の継続使用でより症状改善のデータが得られた。

付録 
薬価:300.8円/g
R7年8月末日までは、1回14日分を限度とされている。
→処方本数の上限に関しては不明確な部分であるが、1FTUを目安に計算して各施設で判断して処方。現在、一処方あたり最高で150g処方している施設もあるが、今後査定されるかどうかは不明。

© 2017 双和薬局