ムンデシンカプセル

ムンデシンカプセル

2020.05.01

【一般名】フォロデシン塩酸塩

効能・効果
再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)

用法・用量
フォロデシンとして1回300mgを1日2回経口投与

同種・同効薬
なし

初回投与時の注意

・感染症
日和見感染に注意する必要があるため、ST合剤、抗ヘルペス薬、抗サイトメガロウイルス薬など併用となることが多い

・重篤な腎機能低下のあるある患者
リンパ球、好中球、血小板減少が憎悪するおそれがある

その他特記事項

・ヒトT細胞の増殖に関与するプリンヌクレオシドホスホリラーゼ(PNP)を阻害しアポトーシスを誘導、腫瘍の増殖を軽減する。

・PTCLは日本で2000人、福岡では20例程度の希少病である(希少病医薬品)
現在、日本でのみ治療ができる。希少病医薬品の為、レジメン数も少なく
臨床データ50例、病期分類ステージⅠ~Ⅳまでとバラバラである

・再発・難治性の場合CHOP療法のみでは生存期間が短いため、開発された。

・CHOP療法で細胞をたたいた後の維持で使用、腫瘍はゆっくり小さくなっていく。

・副作用は少ないが、感染症、血液毒性、エプスタイン・バーウイルス関連悪性リンパ腫に注意

*CHOP療法  シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンフリスチン、プレドニゾロンを組み合わせた化学療法

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