レズロック錠200mg

レズロック錠200mg

2024.10.18

【一般名】ベルモスジルメシル酸塩

効能・効果
造血幹細胞移植後の慢性移植片対寄主病(ステロイド剤の投与で効果不十分な場合)

用法・用量 
通常、成人及び12歳以上の小児にはベルモスジルとして200mgを1日1回食後
併用薬に応じて、効果不十分な場合に1回200mgを1日2回投与に増量できる

一包化の可否 

食事の影響 
空腹時投与でCmaxおよびAUCが低下するため食後に服用

同種・同効薬 
イムブルビカ、ジャカビ

同種・同効薬との比較 
イムブルビカ、ジャカビには抗線維化作用がない
レズロックには血球減少症に関する有害事象(国内で)がなく、減量基準がないため使用しやすい

初回投与時の注意 
・プロトンポンプ阻害または強いCYP3A4誘導剤との併用で、レズロックの血中濃度低下の可能性あり→効果不十分な場合には1日2回投与へ増量を考慮する
・重大な副作用 感染症(肺炎、帯状疱疹)
・その他の副作用 頭痛、悪心、嘔吐、下痢、AST、ALT増加、疲労など
・肝臓で代謝されるため、腎機能による用量調節なし

その他特記事項 
・慢性GVHDにおいてROCK2に選択的に結合し免疫調節作用と抗線維化作用を示す新しく開発された薬剤
GVHD(移植片対宿主病)とは・・・骨髄移植などの同造血幹細胞移植に特有の合併症
皮膚、口腔粘膜、眼、消化器、肺、肝臓、筋肉、骨など幅広い臓器に傷害が起こる重篤かつ致死的は疾患で患者のQOLを著しく損ねる
・現時点では致命的な重症の副作用はでていない
・1錠 30525.9円
・2025年5月末まで投与日数制限14日

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