ワーファリンと緑黄色野菜について

ワーファリンと緑黄色野菜について

2014.02.17

患者情報

  • 78歳男性。脳梗塞でワーファリンを服用することになった。
  • 退院後、調剤薬局で薬をもらう時に、患者の奥さんから
    「入院中、緑黄色野菜はたくさん食べないよう注意って聞いたけど、緑の葉物だけでなく、にんじん、かぼちゃ、トマトなんかもダメなの?」と質問があった。

脳神経内科からの処方

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ワーファリン錠1mg        2錠 分1 朝食後 28日分
オルメテック錠40mg       1錠 分1 朝食後 28日分
アトルバスタチンカルシウム錠10㎎  1錠 分1 夕食後 28日分
ラベプラゾールナトリウム10mg   1錠 分1 夕食後 28日分

ワーファリン服用中に注意する緑黄色野菜について

患者は、“緑黄色野菜”とは、緑の濃い野菜や黄色系統の野菜(にんじん、かぼちゃ、トマトなど)と解釈していた。
メーカー(エーザイ)作成のパンフレットには「緑黄色野菜や海藻類はワーファリンの働きを弱めるビタミンKを多く含むものがあります。
・・・・しかし緑黄色野菜や海藻類をまったく摂らないことは栄養上良くないので、毎日一定量(小鉢程度)を摂るようにしてください。」と記載がある。

エーザイ発行の「ワーファリンの適正使用情報」に各種食物のビタミンK含有量が記載されている。
摂取制限のある代表的な野菜でほうれん草のビタミンK含有量は260~415μg/100g、ブロッコリー175~230μg/100gである。これに対して、にんじん4μg/100g、かぼちゃ2μg/100g、トマト5μg/100gとわずかな量しか含まれない。
つまりにんじん、かぼちゃなどの緑色以外の野菜類は、制限しなくてもよいことがわかる。

参考

具体的に説明するため、注意する食物について、薬局でイラスト入りの患者用説明用紙を作成した。


ワーファリンと毎日の食事

◇納豆や青汁、クロレラは食べないでください

納豆や青汁、クロレラにはこの薬の働きを弱めるビタミンKが多く含まれています。このためワーファリンが効かなくなることがあるのです。

◇みどり色の野菜や海そう類の食べすぎには注意

緑の野菜のとりすぎには注意

みどり色の野菜や海そう類にはこの薬の働きを弱めるビタミンKを多く含むものがあります。そのため、一度に大量に食べるとワーファリンの効果が弱くなる可能性があります。
 しかし、みどり色の野菜や海そう類をまったく食べないことは栄養上良くないので、毎日一定量(小鉢程度)をとるのはかまいません。

◇みどり色の野菜や海そう類は“小鉢”程度で

○みどり色の野菜

緑の野菜

ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、大根の葉、カブの葉、モロヘイヤ、春菊、みつば、レタス、キャベツ、メキャベツ、シソ、クレソン、ニラ、トウミョウ、ピーマン など・・・

◯海そう類

ワカメ、コンブ、ノリ、ひじき など・・・

緑の野菜たち

わからないときは、おたずねください。

◇ふつうに食べてもよい野菜

にんじん(葉以外)、かぼちゃ、カブ(葉以外)、ダイコン(葉以外)、もやし、ジャガイモ、タマネギ、トマト、しいたけ類 など・・・・

野菜

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