出産前後の甲状腺ホルモン

出産前後の甲状腺ホルモン

2013.04.12

<症例>
33歳女性 妊婦

<処方>
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Rp1) チラーヂンS錠100 1錠 1日1回朝食後 30日分
Rp2) チラーヂンS錠50 1錠 1日1回朝食後 60日分
*コメント:Rp2)は出産後に内服
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<患者背景>
H23.1月に双和初来局。
その時にはすでに50μgで継続服用中とのことであった。

H23.1月:チラーヂン50μgで継続中
H23.5月:チラーヂン100μgへ増量
H23.7月:上記処方

<メーカー確認>
出産前後での甲状腺ホルモンの変化、チラーヂンの投与法についてメーカー確認。

●回答●
妊婦がチラーヂンを服用する経緯には、二つのパターンがある。
1、妊娠前より服用している。
2、妊娠による様々な検査で甲状腺機能低下が判明し、投与開始。

妊娠により甲状腺ホルモンが足りなくなるわけではなく、甲状腺ホルモンが様々な機能を活性化する為、より多く必要となる。そのため、妊娠中は増量することが多い。
DrがTSHを診ながらのさじ加減となるが、出産後の投与量に関しては、妊娠前から服用している患者は元の量に戻ることが多い。

今回の症例においても、出産後は妊娠前の投与量である50μgに戻す指示である。

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