アイクルシグ錠15mg

アイクルシグ錠15mg

2018.08.17

【一般名】 ポナチニブ塩酸塩錠 

効能・効果
前治療薬に抵抗又は不耐容の慢性骨髄性白血病(CML)
再発又は難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病性(Ph+ALL)

用法・用量
通常、成人にはポナチニブとして45mgを1日1回経口投与する。
なお、患者の状態により適宜減量する。

一包化の可否 
△(若干の吸湿性あり、お勧めはしない。入院下で一包化しているところもあり)

食事の影響 
なし

同種・同効薬  
CML(グリベック、タシグナ、スプリセル、ボスチニブ)
Ph+ALL(グリベック、スプリセル)

同種・同効薬との比較
・分子内に炭素3結合を有し、種々のチロシンキナーゼ変異型を阻害する。
・スプリセル、タシグナに抵抗性又は不耐容、もしくはT315I変異を有する
・CP-CMLに対する有効性が認められた。
・T315I変異を有するCP-CMLに有効な内服薬は本剤のみ。
 (それ以外の治療法は移植しかない)

初回投与時の注意
・閉塞性血管イベントの副作用報告例多数あり。(22.5%、その内16%重篤)
・心血管系疾患既往歴者、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高齢者は注意。
・高血圧の副作用がある。血圧管理大切。
・日本人には45㎎は過量との考えから、15㎎や30㎎で服用することが多い。
 (減量すると、副作用発現が減る)

その他特記事項
・処方医はe-ラーニングの受講が必要。処方する患者様へ、アイクルシグカードを交付する。カードは処方箋と一緒に、薬局窓口で提示する。
・薬価は¥6314/T。1日45㎎の服用では¥18942

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