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2019.10.30
【一般名】ラサギリンメシル酸塩錠
効能・効果
パーキンソン病
用法・用量
通常、成人にはラサギリンとして1mgを1日1回(いつでもOK)経口投与する。
軽度の肝機能障害(Child-Pugh分類A)のある患者、低体重の患者、高齢者では、低用量での投与も考慮すること。
一包化の可否
吸湿、光問題なし ⇒ 一包化可
食事の影響
なし
同種・同効薬
エフピー
同種・同効薬との比較
・エフピーと違いアンフェタミン骨格を持たないため覚醒剤原料に該当しない。そのため不眠症や異常な夢、心臓障害、神経障害のリスクが少ない。
・禁忌が多いため注意が必要
共通:ペチジン、トラマドール、タペンタドール、三環系抗うつ薬、SSRI、SNRI、NaSSA
アジレクト:他のMAO-B阻害薬、四環系抗うつ薬、中等度以上の肝機能障害
エフピー:統合失調症、非選択的モノアミン酸化酵素阻害剤(サフラジン塩酸塩覚醒剤やコカイン)
⇒本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに少なくとも14日間の間隔をおくこと
⇒また、上記薬剤(全てではないため添付文書参照)を中止してから本剤の投与を開始するまでに、2~3日間の間隔をおくこと
・代謝酵素 アジレクト:CYP1A2 エフピー:CYP3A4
初回投与時の注意
・エフピー、アジレクトの切り替えの際は少なくとも14日間の間隔をおく必要あり。
・チーズ、ビール、赤ワインなどチラミン含有量の高い飲食物の摂取にて高血圧クリーゼを含む血圧上昇が報告されている。
その他特記事項
・副作用: ジスキベネジア、傾眠、幻覚、起立性低血圧など。
・乳汁移行あり。
・単独処方問題ないが、レボドパ製剤との併用が一般的。
付録
薬価:0.5mg 512.1円/錠、1mg 948.5円/錠
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