アーリーダ錠60mg

アーリーダ錠60mg

2019.10.30

【一般名】アパルタミド

効能・効果
遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌

用法・用量
通常、成人にはアパルタミドとして1日1回240mgを経口投与する。
なお、患者の状態により適宜減量する。
【副作用が出た際の減量基準】
 *痙攣の場合はGradeに関係なく投与中止、その他の副作用の場合はGrade3又は4にて検討
 ⇒本剤の投与をGrade1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。
 なお、再開する場合には、以下の基準を参考に、本剤の減量等を考慮すること。
 ・初回発現後に回復し再開する場合、減量せずに投与する。
 ・再発後に回復し再開する場合、1段階減量(180mg)し投与する。

一包化の可否
試験なし

食事の影響
なし

同種・同効薬
イクスタンジ錠(第1世代アンドロゲン受容体拮抗薬、本剤は第2世代)

同種・同効薬との比較 (比較試験はなし)
・イクスタンジは転移の有無に関わらず使えるのに対して、アーリーダは転移を有しない場合に限る。
・イクスタンジと比べて脳内移行が1/4のため、痙攣等の中枢神経の副作用が少ない。
・イクスタンジ、ザイティガは交差耐性があり再投与にて効果がおちるとされているが、アーリーダは後治療への影響が少ないとされている。
・イクスタンジより疲労感は少ないが、皮疹が多い。

初回投与時の注意
・チャイルドロック式の包装になっている。(1箱28T)
 ⇒切って使う時には注意が必要。半分以下に切ってしまうと箱から出せなくなる。
・特徴的は副作用として皮疹あり。投与2~3ヵ月にみられる。主に体幹。回復までは2か月。
・その他の副作用として、疲労、悪心、下痢等の消化器症状がみられる。疲労はGrade1レベルの軽いものが多い。

付録
薬価:60mg 2281.9円/錠 (アーリーダ9127.6円/日≒イクスタンジ9127.4円/日)

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