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2020.01.28
【一般名】パルボシクリブ
効能・効果
手術不能又は再発乳癌
※ 本剤の投与を行う場合には、ホルモン受容体陽性、HRE2陰性の患者を対象とすること。
用法・用量
1日1回125㎎を3週間連続して食後に経口投与し、その後1週間休薬。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜増減する。
(ホルモン療法剤と併用する。レトロゾール、アナストロゾール、トレミフェンクエン酸塩、フルベストラント注など)
一包化の可否
検討はしていないが、70℃、湿度75%で21日までは含量、性状変化なし。
脱カプセルは分解性生物のみ同条件で測定→21日までは分解性生物なし。
同効薬
ベージニオ
食事の影響
一部(15%)の患者に食前服用で吸収が落ちたという報告があるため食後投与
初回投与時の注意
・ 禁忌はないが、CYP3Aで代謝されるため、CYP3A阻害剤、誘導剤、CYP3Aの基質となる薬剤は併用注意。
・ 患者の状態によっては100mgからスタートしてもOK
その他特記事項
・ 癌細胞の分裂・増殖を促すスイッチをOFFにするイメージ
・ 主な副作用は好中球減少。服薬2週間後くらいに頻発するので血液検査をする。
好中球1000を切ったら休薬。発熱を伴うものは注意
・ 口内炎にはステロイド、下痢にはロペラミドで対応する。
・ 脱毛はケモほどひどくない。遠くからは分からない程度
・ t1/2が23hrのため、飲み忘れはスキップ(朝服用忘れたら昼までに服用は可。夕食後忘れの時、翌日の朝は服用しない←空腹時を避けるため)毎日決めたタイミングに服用。
・副作用で減量をしてもPFS(無増悪生存期間)は同程度
・薬価 25mg 5,500円 125mg 22,000円
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