エフメノカプセル100㎎

エフメノカプセル100㎎

2022.02.18

【一般名】 プロゲステロン

効能・効果 
更年期障害及び卵巣欠落症状に対する卵胞ホルモン剤投与時の子宮内膜増殖症の発症抑制

用法・用量 
卵胞ホルモン剤との併用において、以下のいずれかを選択する。
・卵胞ホルモン剤の投与開始日からプロゲステロンとして100mgを1日1回就寝前に。
・卵胞ホルモン剤の投与開始日を1日目として、卵胞ホルモン剤の投与15日目から28日目までプロゲステロン200mgを1日1回就寝前に。これを1周期とし、この周期を繰り返す。

一包化の可否 
データなし

食事の影響 
有。食後投与でCmax及びAUCが上昇するため、食後の服用は避ける

同種・同効薬 
合成型黄体H―メドロキシプロゲステロン酢酸エステル(プロベラ、ヒスロン)

同種・同効薬との比較 
・HRT において子宮内膜増殖抑制に関する適応を有する。
・天然型ホルモンのため、体内で生産される黄体ホルモンと同じ構造
・HRTにおいて、合成型は乳癌リスクを上昇させるが、天然型は上昇しない。
・エストロゲンはHDLコレステロールを増やす作用がある、合成型黄体ホルモンの併用はこの作用を打ち消すが、天然型は打ち消さない。

初回投与時の注意 
・卵胞ホルモン剤との併用。
・就寝前に服用。食事の影響を受けるので、食後服用はしないこと
・副作用-浮動性めまい、ねむけ。血栓)足のしびれ、胸の痛み、息苦しさ、言葉が出にくい

その他特記事項 
・経口剤として初の天然型黄体ホルモン
・プロゲステロンの代謝物にGABAに作用する物質があるため傾眠作用がでる。
・臨床試験で使用された卵胞ホルモンはジュリナ錠(エストラジオール)

付録 
・エビデンスや臨床的な報告はないが、代謝物のGABAへの作用が、更年期の不安、うつ症状等のメンタル的な症状を軽減するのではないか、と期待する声もある。

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