エプクルーサ配合錠

エプクルーサ配合錠

2023.01.20

【一般名】ソホスブビル400mg ベルパタスビル100mg

効能・効果 
C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変又はC型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

用法・用量 
〇未治療又前治療歴のないC型慢性肝炎又C型代償性肝硬変とC型非代償性肝硬変
 1日1回1錠を12週間
〇前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変
 リバビリンとの併用において、1日1回1錠を24週間

一包化の可否 
ソホスブビルに吸湿性はないが、ベルパタスビルにわずかに吸湿性があるため、一包化の際は、チャック袋にいれ乾燥剤をつける。

食事の影響 
なし

同種・同効薬 
ソバルディ(ソホスブビル)(2023.3薬価収載削除)、ハーボニー(レジパスビル/ソホスブビル)、マヴィレット(グレカプレビル/ピブレンタスビル)

同種・同効薬との比較 
・ソホスブビルはジェノタイプ2に対してのみ有効
・ベルパタスビル(エプクルーサ)は6タイプすべてのジェノタイプに対して有効
・レジパスビル(ハーボニー)はジェノタイプ1か2に対してのみ有効 
・マヴィレットは重度腎機能低下、透析患者に使用できる。

初回投与時の注意 
・禁忌-重度の腎機能障害(eGFR<30mL)又は透析患者
・併用禁忌-カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファンピシン、SJW
・主な副作用- 高血圧(180/110mmHg以上に至った例も報告)、頭痛、疲労、悪心、不眠症、咽頭炎等

その他特記事項 
・発売時は重症の症例(肝硬変)のみであったが、今回慢性肝炎にも適応を拡大したことで、全症例に使用できるようになった。
・臨床試験で中止となるような副作用はなかった
・海外では腎機能低下例にも使用されている。

付録 
「エプクルーサ配合錠を服用される患者さんへ」「わたしの服薬日誌」

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