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2021.02.12
一般名】 ロキサデュスタット
効能・効果
腎性貧血
用法・用量
・赤血球造血刺激因子製剤(ESA)で未治療の場合:開始用量1回50mg週3回
・赤血球造血刺激因子製剤から切り替える場合:開始用量1回70mg又100mg週3回ともに最高用量は1回3.0mg/kgを超えないこととする。
一包化の可否
可
食事の影響
なし
同種・同効薬
HIF-PF阻害薬(すべて2020.8~2021.1の間に発売)
エナロデュスタット(エナロイ錠)、ダプロデュスタット(ダーブロック錠)、バダデュスタット(バフセオ錠)、モリデュスタットナトリウム(マスーレッド錠)
同種・同効薬との比較
・週3回服用にて血中濃度安定(連日服用は非線形的に血中濃度が上昇する)
・エリスロポエチン製剤からの切り替え後一時的なヘモグロビン低下がない。
・エリスロポエチン製剤と比較して開始用量から増量になる場合多いが、エベレンゾは減量できる症例多数。(透析患者6-7割、保存期CKD患者8割以上)
初回投与時の注意
・飲み忘れた場合、次回服用まで24時間以上ある場合はすぐに忘れた分を服用。
・副作用:血栓塞栓症(2.3%)、血圧上昇、血管新生亢進(悪性腫瘍増悪、網膜出血)
・少なくとも4週間は同一用量維持。その後必要に応じて増減。
・前後1時間以上空ける→リン結合性ポリマー(レナジェル、キックリンなど)、多価陽イオン(カルタン、リオナ、フェロミア、酸化マグネシウムなど)
その他特記事項
・足りない場合は、鉄剤を投与する
・透析で除去されない
・腎性貧血治療は今まではESA製剤の注射であったが、内服への切り替えの可能性
・2019.11に透析患者のみの適応、2020.11から保存期慢性腎臓病患者の適応追加
・服薬サポートツール・・・シール、カレンダー、アラーム、LINEメッセージ
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