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2017.01.20
【一般名】 エルバスビル錠/グラゾプレビル錠
効能・効果
セログループ1のC型慢性肝炎又はC型代償肝硬変における次のいずれかのウイルス血症の改善
用法・用量
エレルサ:成人には1回50mgを1日1回経口投与。
グラジナ:成人には1回100mg(2錠)を1日1回経口投与。
共に併用し、投与期間は12週間。
一包化の可否 × 吸湿性あり
同種・同効薬 ハーボニー、ヴィキラックス、ダクルインザ・スンベプラ
同種・同効薬との比較
・幅広いジェノタイプ1型のC型肝炎患者に使用できる
→未治療患者。既治療の患者。慢性腎臓病(CKD)合併患者。HIV合併患者
・治療前に耐性変異検査の必要がない
・ハーボニー、ヴィキラックス同等以上の効果あり
・Ca拮抗薬、PPI、H2ブロッカー、アミオダロン、Al、Mgなどの制酸剤との併用注意なし
(ヴィギラックスはCa拮抗薬と併用注意)
(ハーボニーはPPI、H2ブロッカー、アミオダロン、制酸剤と併用注意)
初回投与時の注意
・併用禁忌薬あり。(テグレトール、アレビアチン、ホストイン、フェノバール、サンディミュン、ネオーラル、リファジン、ミコブティン、ストックイン、HIV治療薬、プリジスタ、セイヨウオトギリソウ含有食品)
その他特記事項
・エレルサはHCV NS5A阻害剤 グラジナはHCV NS3/4Aプロテアーゼ阻害薬
・12週服用後、12週経過観察し24週目で治療判定する。(再燃率は2%と低い)
・軽度から重度の腎機能障害を合併する患者に使用でき99%有効性がみられる。
・主な副作用はALT増加(5.8%)、AST増加(4.8%)、頭痛(2.4%)、倦怠感(2.0%)、下痢(2.0%)、便秘(1.7%)、発疹(1.7%)
・ALT、AST投与8週後に上昇するため定期的に検査など経過観察を。
・飲み忘れた時は、次の服用まで8時間以上あればすぐに服用するが、8時間未満はスキップする。
・長期解除 2017年11月~
・薬価 エレルサ:26900.50円/錠 グラジナ:9607.30円/錠(1日薬価46115円)
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