カソデックスOD錠80mg(アストラゼネカ)

カソデックスOD錠80mg(アストラゼネカ)

2014.01.21

【一般名】ビカルタミド口腔内崩壊錠

効能・効果
前立腺癌
【使用上の注意:根治療法ではないことに留意し、本剤投与12週後を抗腫瘍効果観察のめどとして、本剤投与により期待する効果が得られない場合、あるいは病勢の進行が認められた場合には、手術療法等他の適切な処置を考慮すること。】

用法・用量
1日1回、1回1錠

一包化の可否  ×(データなしの為)
参考:過酷試験測定項目:性状、確認試験、溶出性、崩壊性、含量
   →25℃、湿度75%、暗所、無包装で6ヶ月間変化なし

食事の影響  なし

同種・同効薬  
プロスタール
オダイン

比較  
・プロスタール:1日2回投与。ステロイド性→テストステロンを低下させる。
・オダイン:1日3回投与。非ステロイド性。副作用の劇症肝炎が問題。

カソデックスは非ステロイド性抗アンドロゲン剤→単独投与ではテストステロンを低下させない。
カソデックス単独投与では劇症肝炎は起こりにくい。

初回投与時の注意    
・口腔内崩壊錠。口腔粘膜からは吸収されない。
・味に苦味がある。

その他特記事項   
LH-RHアゴニスト(リュープリンetc.)と併用されることが多い。
LH-RHアゴニスト投与によりテストステロンが低下しているため乳房圧痛のAEがない
→生存率:カソデックス単独<LH-RHアゴニストと併用
→脱落例:カソデックス単独≒併用

癌の転移がある場合、単独使用では生存率低下するため単独投与は行わない。

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