クレメジンカプセル200㎎、細粒分包2g、速崩錠500㎎

クレメジンカプセル200㎎、細粒分包2g、速崩錠500㎎

2018.07.27

【一般名】クレメジン原体

効能・効果
慢性腎不全(進行性)における尿毒症症状の改善及び透析導入の遅延

用法・用量
クレメジン原体として1日6gを3回に分割し、経口投与

食事の影響 
なし
食前30分と食後30分の服用で腎機能の低下率や透析導入期間に差はない。
VA、VD、VK、VB12などの栄養状態にも影響なし。

他剤との比較
・薬用炭との違い…薬用炭は何でも吸着してしまうが、クレメジンは分子量の大きいものは吸着しない(分子量100~1000の低分子のものは非特異的に吸着する)。尿毒症毒素は低分子。
・後発品との比較試験より、吸着率は後発品よりクレメジンのほうがかなり大きい。

初回投与時の注意
・他剤服用後、30分~1時間以上あけてクレメジンを服用すること。クレメジンを先に服用した場合についての目安はない。
・他剤の服用がない場合は食間服用でなくても良い。

その他特記事項
・苦味が少しあるが(ほとんど気にならない程度)、味はあまりない。じゃりじゃりする。
・通常はSCr8で開始するが、早め(SCr6くらい)に始めることで透析導入を遅らせることができる。SCrが上がる前から開始しても効果は変わらない。
・飲み忘れた時は気付いた時に直ぐ服用。次の時間が近ければ飛ばしてよい(1日6gと3gで試験した結果、6gのほうが効果が高かった。しっかり6g飲む事を推奨)
・1日量(6g)の表面積はサッカーコート1面分

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