サーティカン錠0.25、0.5、0.75mg

サーティカン錠0.25、0.5、0.75mg

2021.09.03

【一般名】エベロリムス

効能・効果
心・腎移植における拒絶反応の抑制

用法・用量
1.5mgを1日2回に分けて経口投与。患者の状態やトラフ濃度によって適宜増減。
心移植の場合、開始用量として3mg/日まで用いることができる。

一包化の可否 
×(光に不安定、吸湿性あり)

食事の影響 
なし

同種・同効薬 
セルセプト、ブレディニン、カルシニューリン阻害剤(ネオーラル、プログラフ、グラセプター)

同種・同効薬との比較  
・mTORを阻害し、T細胞・B細胞、血管平滑筋細胞の増殖を抑制する免疫抑制剤。
・セルセプトと比較し、カルシニューリン阻害剤を減量しても同等の効果が得られる。
 →腎保護効果も期待
・アフィニトールと同じ成分であり、抗がん作用も期待できる
(腎移植した方…がんで亡くなる方が多い)

初回投与時の注意 
・CYP3A4で代謝されるためCYP3A4で代謝される薬、グレープフルーツの併用に注意。

その他特記事項
・TDMが必要
・副作用で多いものは高脂血症、口内炎(うがいで予防)など
・生ワクチン禁忌
・セルセプトからの切り替えで使われる場合やPSL減量の目的で追加される場合がある

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