ジクトルテープ75mg

ジクトルテープ75mg

2022.11.11

【一般名】 ジクロフェナクナトリウム

効能・効果 
・各種がんにおける鎮痛
・2022.6月 適応追加 腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎

用法・用量 
〈各種がんにおける鎮痛〉1日1回、2枚。症状や状態により1日3枚に増量可能。
〈腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎〉1日1回1枚、又は2枚。
どちらの適応でも貼る場所は胸部、腹部、上腕部、背部又は大腿部に貼付し、1日毎に貼り替える。

同種・同効薬 
・局所性貼付剤―モーラステープ、ロキソニンテープ、ヤクバンテープ、セルタッチテープ、ボルタレンテープ
・全身性貼付剤―フェントステープ

同種・同効薬との比較 
・全身性の経皮吸収型持続性疼痛治療剤であり、貼付部位が決まっている。
・モーラステープ20mgと同じ大きさであり、モーラステープより多少粘着力が弱い。
・他の貼付剤と間違わないように「ジクトルテープ」の印字あり。

初回投与時の注意 
・他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は可能な限り避けることとし、併用する場合は最小限にとどめる。
→ロキソニン等の内服薬を同じ日数分出さないようにする。頓服であれば可能。
・適応症によって開始枚数が異なる。
・貼付部位が決まっており、疼痛部位に貼付するものではない(肩への貼付は適応なし)。
・途中で剥がれたら、すぐに新しいテープを貼る。次の貼り替えは、最初に貼ったテープの貼り替え時間とする。
・7枚入りの場合、開封日より30日を超えた場合には使用しない。
・患者用説明書あり。

その他特記事項 
・現在、支払い基金の見解が出ていないため、他の湿布製剤と同時に処方される場合は63枚制限を超えないようにする。
・湿布の中でもロコアテープとの併用は避ける(添付文書に他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は可能な限り避けること記載あり)。切り替えで本剤が使用されることが多い。
・胃腸障害を懸念して胃薬と併用される場合がある。
・投与7日目以降に定常状態になる。

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