ジンタス錠50mg

ジンタス錠50mg

2025.08.01

【一般名】ヒスチジン亜鉛水和物

効能・効果
低亜鉛血症
(食事等による亜鉛摂取で十分な効果が期待できない患者に使用すること)

用法・用量 
1回50~100mgを開始用量とし1日1回食後に経口投与する。血清亜鉛濃度の目安として50μg/dL以上は50mg、50μg/dL未満は100mg。1日1回150mgを超えない事。
小児は体重30kg以上である事。

一包化の可否 
可(IFより)

食事の影響 
あり(食事により吸収阻害を受ける)

同種・同効薬 
ノベルジン

同種・同効薬との比較 
・適応は低亜鉛血症のみ。体重30kg未満の小児にも適応なし。ウィルソン病への適応は今後も付く予定はないため、ウィルソン病にはノベルジンを使うこと。
・1日1回の服用でよい。
・酢酸臭なし。
・ノベルジンは消化管内で酢酸亜鉛が分解することにより吐き気が生じていると考えられる。
ジンタスは消化管内で解離する亜鉛イオンが少なく、亜鉛イオンによる直接的な副作用(悪心、嘔吐等)が出にくい。
・ノベルジンの重大な副作用にあった胃潰瘍がジンタスにはない。

初回投与時の注意 
・ノベルジンと同様、経口鉄剤(リオナ、ピートル、フェロミア等)の併用注意薬あり。 

付録 
・2025年8月末までは14日分の投与日数制限あり。
・Zn(ジン)を+(足す)でジンタス
・25mg錠の発売予定なし

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