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2016.09.23
【一般名】エストラジオールゲル剤
効能・効果
更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動症状(Hot flush及び発汗)
用法・用量
ディビゲル1mg(エストラジオールとして1mg含有)1包(1.0g)を1日1回左右いずれかの大腿部もしくは下腹部に、約400cm2の範囲に塗布する。
*400cm2の目安…手の平2枚分
同種・同効薬
エストロゲン単剤
経口:プレマリン錠0.625mg、ジュリナ錠0.5mg、エストリール錠1mg、ホーリン錠1mg
経皮吸収:エストラーナテープ0.72mg(パッチ剤)、ル・エストロジェル0.06%(ゲル剤)
同種・同効薬との比較
・ゲル剤のためパッチ剤に比べ皮膚刺激性が少なく、かぶれにくい、剥がれない、目立たない。
・皮膚から吸収されるため、肝の初回通過効果を受けない。そのため経口エストロゲンとは逆にTGは低下し、LDLは大型化するため、エストロゲン自体の抗酸化作用が発揮され、血管壁内では活性酸素に酸化されにくく、粥状硬化に進展しにくいLDLに変化する。以上のように動脈硬化性疾患には経口より経皮エストロゲンのメリットが高い。
その他特記事項
・毎日同じ時間に塗布する。
・塗布部位は毎日変える。
・塗布後はこすらず自然に数分間乾燥させる。塗布後30分後より入浴可能。
・保湿クリーム、日焼け止めクリームなどは同時に使用しない。
・アルコール含有のため、かぶれの原因になることがある。
・アルコール含有のため、塗布部位が冷たく感じる。気温の低い冬などはあらかじめ風呂などで温めておいた後、塗布するとよい。
・名称の由来:Divine(神の、神聖な、神から授かった)と剤形を表すgelが由来である。
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