ネオキシテープ73.5mg(久光製薬)

ネオキシテープ73.5mg(久光製薬)

2013.11.19

【一般名】オキシブチニン塩酸塩

効能・効果
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁

用法・用量
成人に対し1日1回1枚を下腹部、腰部、大腿部いずれかに貼付し24時間毎に貼り替える

食事の影響  なし

同種・同効薬  
ポラキス、バップフォー、ステーブラ、ベシケア、デトルシトール

同種・同効薬との比較  
・ポラキスと同成分でポラキス6mg(=2mg×3錠)=ネオキシテープ1枚
・抗コリン薬の中で副作用の頻度が少ないといわれるバップフォー(口内乾燥19.6%便秘6.2%)と比較しても少ない。→ネオキシテープ:口内乾燥8.4%、便秘2.1%

初回投与時の注意    
・入浴前に剥がし、入浴後に貼付し、毎日貼付する場所をかえる。
・はがれたら新しいものをすぐに貼り、次の貼り替えは入浴時。

他特記事項   
・主な副作用は、皮膚炎で軽度(軽い発赤:初めの1週間で頻度が高く、その後は減少する)
・切って貼ることは可能(小児に使用)貼付部面積に応じてお薬が放出される。
3日で定常状態に達する。入浴後に貼らずに24時間経過した時点での血中濃度は約1/2となる。(半減期T1/21217時間)
・他剤からの切り替える場合は服用中止した翌日から使用してよい。
・薬価はベシケアOD5mg(189.4円/錠)と同薬価
・平成26年6月から長期投与可能

付録 
貼付部位について
・上腕部、胸部、背中では、下腹部、腰部、大腿部と比較して経皮吸収率が高くなる。
(理由の一つとして皮膚が薄いためと考えられる)
・下腹部、腰部、大腿部がポラキス6mg/日と同等の1:1の吸収率となるため、塗布部はこの3ヶ所となっている。

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