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2018.10.05
【一般名】 バルガンシクロビル
効能・効果
・下記におけるサイトメガロウイルス感染症
(後天性免疫不全症候群、 臓器移植(造血幹細胞移植も含む)、 悪性腫瘍)
・臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制
用法・用量
・サイトメガロウイルス感染症
初期治療…通常、成人には1回900mgを1日2回、食後に経口投与。
維持治療…通常、成人には1回900mgを1日1回、食後に経口投与。
・臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制
成人…1回900mgを1日1回、食後に経口投与。 小児…次式により算出した投与量を1日1回、食後に経口投与。ただし、1日用量として900mgを 超えないこと。推定糸球体ろ過量が150より高値の場合は150を用いる。 投与量(mg)=7×体表面積(m2)×推定糸球体ろ過量(mL/min/1.73m2)
一包化の可否
開封後は湿気を避けて保存(バラ包装の為、一包化して投薬。乾燥剤をつける事)
食事の影響
食後投与(食後投与でAUC、Cmax上昇…海外報告)
同種・同効薬
抗CMV薬:内服…プレバイミス 点滴…デノシン、ホスカビル
同種・同効薬との比較
臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制にも使用可能
初回投与時の注意
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には禁忌
・主な副作用は白血球減少(6.6%)、骨髄抑制、汎血球減少、再生不良性貧血、好中球減少、貧血、血小板減少(いずれも5%未満)
その他特記事項
・ガンシクロビルのプロドラッグ。点滴注射剤と同等の臨床効果あり。注射から錠剤へ切り替え可能。
・腎機能に応じて減量の必要あり。
・サイトメガロウイルス感染症の場合、初期治療は、陰性化を確認した場合終了。(目安は21日間)
維持治療は、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ行い、不必要な長期投与は避ける。
・サイトメガロウイルス感染症の発症抑制の場合、移植後早期より投与を開始し、腎移植患者では200日まで、腎臓以外の臓器移植患者では100日までの投与を目安とする。
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