ビムパット錠50・100mg

ビムパット錠50・100mg

2017.03.17

【一般名】 ラコサミド

効能・効果
他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん薬との併用療法

用法・用量
成人にはラコサミドとして1日100mgより開始→1週間以上の間隔をあけて増量→維持用量を1日200mg。いずれも1日2回。
症状により1日400mgを超えない範囲で適宜増減(増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として100mg以下ずつ行う。)
※重度・末期腎障害→1日最高用量300mg
※透析患者:透析後に最大で1回用量の半量を追加投与を考慮すること
※軽度・中度肝障害→1日最高用量300mg

一包化の可否 
可能

食事の影響 
なし

同種・同効薬 
(Na+チャネル遮断作用を持ち、部分発作に適応のある薬) 
テグレトール・トピナ・ラミクタール・エクセグラン

同種・同効薬との比較
・急速な不活性化と緩徐な不活性化の2種類のメカニズムでチャネルを制御するので、他の抗てんかん薬より副作用出現率が少ない(テグレトール・ラミクタールは皮膚症状の出現率が高い。トピナ・エクセグランは発汗減少による熱中症)
・テグレトールは第一選択薬。第二選択薬で、トピナ(併用療法)・ラミクタール・エクセグラン・ビムパット(併用療法)
・薬物相互作用がない(P糖蛋白質・CYPの基質ではない)

初回投与時の注意
Naチャネル遮断の薬との併用により浮動性めまい・傾眠などが少し強くなる
妊婦…有益性投与(催奇形性の確立0ではない)
授乳婦…授乳は避けさせること
禁忌…重度の肝障害

その他特記事項
・粉砕は、90日まで変化ないと確認済み
・用量依存的に効果増強

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