ピートルチュアブル錠　250㎎　500㎎

2016.01.15

 【一般名】　スクロオキシ水酸化鉄

効能・効果
透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善

用法・用量
通常、成人には、鉄として１回250㎎を開始投与とし、１日３回食直前に経口投与。
以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減。最高用量は１日3000㎎。

一包化の可否　
不可（割れやすい）

食事の影響　
あり

同種・同効薬　　
金属製剤：ホスレノール（食直前）、カルタン（食直後）、リオナ（食直後）
ポリマー吸着剤：レナジェル（食直前）、キックリン（食直前）

同種・同効薬との比較
レナジェルと比較して、１日平均服薬錠数が少ない。
（レナジェル18.7T/日服用に対し、ピートルは5.6T/日）

※双和のHD処方ではレナジェル単独7.5T/日、併用5.8T/日

初回投与時の注意
・噛み砕いて、唾液または少量の水で飲み込む。
・便が黒色を呈する。
・歯や舌が着色する。（うがい、歯磨きで除去できる）
・食物中のリンを吸着するため、食事を摂らない時は服用しない。
・（飲み忘れた際は服用しない方が良い）
・食直前は５～15分以内
・嚥下困難者は水で溶かしての服用可。（但しHD患者は水分制限があるので注意）

その他特記事項
・主な副作用は下痢（22.7％）
・37℃の水で、入れた直後に崩壊開始、16分以内で完全崩壊。（pH依存なし）
・トローチのように口中で溶かしても良いが、口中着色がある。
・他の鉄剤と同様、抗生剤などの併用注意薬あり。
・海外の用法はwith mealとのみなっている。
・錠剤は噛み砕けやすく、そのまま飲み込んでも喉に詰まりにくくするため、
・ドーナツ状型