ボイデヤ錠50mg

ボイデヤ錠50mg

2026.08.07

【一般名】ダニコパン

効能・効果
発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)

用法・用量 
通常、成人には、補体(C5)阻害剤との併用において、ダニコパンとして1回150mgを1日3回食後に経口投与。なお、効果不十分な場合には、1回200mgまで増量することができる。

一包化の可否 
×(データなし)、粉砕×

食事の影響 
あり (空腹時投与でCmax、AUCともに低下)

同種・同効薬 
補体(C5)阻害薬:ソリアス、ユルトミリス、ピアスカイ

同種・同効薬との比較 
・血管内溶血を抑制するC5阻害薬と併用可能な唯一の経口PNH治療薬。
・古典経路(*1)およびレクチン経路(*2)による感染防御作用を維持したまま、第二経路(*3)を選択的に阻害する、低分子補体D因子阻害薬。
・C5阻害薬治療下で更なる治療の必要性が認められた際に併用可能であり、血管外溶血を抑制することで残存するPNH症状に対して有効性を発揮する。
・C5阻害薬を投与中の10~20%がボイデヤを併用している。

初回投与時の注意 
・補体(C5)阻害薬(ラブリズマブ及びエクリズマブ)と必ず併用する。
・重大な副作用は髄膜炎菌感染症
・主な副作用は悪心(7.0%)、肝酵素上昇(3.5%)
・P糖蛋白及び乳癌耐性蛋白(*4)阻害作用を有するためP糖蛋白及び乳癌耐性蛋白の基質薬剤は併用注意。

その他特記事項 
・肝機能障害があらわれるおそれがあるため、投与中止の場合は漸減する。

付録 薬価 2464.1円

補足
(*1~*3)
補体活性化経路には、認識する抗原・物質によって機序の異なる3つの経路がある。
・古典経路…獲得免疫である抗体が抗原と結合した抗体抗原複合体を認識しC1が結合することで活性化される。
・レクチン経路…糖鎖結合性タンパク質のレクチンが病原体の表面の糖鎖を認識することで活性化される。
・第二経路…古典経路やレクチン経路と異なり認識分子がなく、C3を加水分解する形で活性化される。
(*4)
乳癌耐性蛋白(BCRP)…生体内基質である尿酸や、分子標的薬、スタチン系薬をはじめとする薬剤を、消化管・胆汁・尿へと排泄するトランスポーター。分子標的薬、スタチン系薬剤などが基質となる。

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