〒812-0034 福岡県福岡市博多区下呉服町2-13
TEL 092-271-5350
2023.11.03
【一般名】 チルゼパチド
効能・効果
2型糖尿病(GIP/GLP-1作動薬)
用法・用量
週1回2.5mgから開始し、4週間投与後、5mgに増量し維持用量とする。効果不十分な場合は、4週間以上の間隔で2.5mgずつ増量できる。ただし、最大用量は週1回15mgまで
同種・同効薬
トルリシティ、オゼンピック、ビクトーザ、バイエッタ、リキスミア
同種・同効薬との比較
・他剤はGLP-1受容体のみだが、本剤はGLP-1受容体及びGIP受容体にも作用する
・HbA1c低下、体重減少の効果が優れている(トルリシティと比較し、有意に低下)
・トルリシティと同じアテオス注入器で、針の取り付けが不要
初回投与時の注意
・週1回、食事に関係なく投与可能。打ち忘れた場合、次回投与まで3日以上あれば、気づいた時点で投与し、その後はあらかじめ定めた曜日に投与
・開始時や増量時に胃腸障害が起こりやすい。消化管運動が低下するため、胃腸障害軽減として1回あたりの食事量を減らしたり、脂肪の多い食品を控えたりするとよい。制吐剤が一緒に処方されることがある
・2~8℃で遮光保存(30℃以下の室温では21日間まで保管できる)
その他特記事項
・胃腸障害は早くて投与翌日頃から現れる(Tmax48hのため)が、一過性で次第に改善することが多い。2回目投与以降は起きることが少ない
・DPP-4阻害薬とは併用しない(査定される)
・一度取り外したキャップは付け直さない(針を破損させる原因になるため)
・注射完了するまで、注入ボタンは押し続ける必要はない
・出荷制限がかかっている(2023.10現在)
付録
2024年3月末日までは、1回14日分が限度
薬価 2.5mg:1924円/キット、5mg:3848円/キット
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