マーデュオックス軟膏

マーデュオックス軟膏

2017.01.13

【一般名】マキサカルシトール/ベタメタゾン酪散エステルプロピオン酸エステル配合製剤

効能・効果
尋常性乾癬

用法・用量
通常1日1回、患部に適量塗布する。
人差し指から第一関節まで出した量を手のひら2枚分の面積に塗るのが目安
1日の使用量は10gまでとする。

同種・同効薬  
ドボベット軟膏(ドボネックス(=カルシポトリオール)+リンデロンDP)

同効薬との比較
・オキサロールとアンテベートの合剤。尋常性乾癬に主に使用されている活性型ビタミンD3とステロイドの組み合わせ

その他特記事項
・MCT(マキサカルシトール)は表皮角化細胞の増殖を抑制→皮膚代謝の異常亢進により過剰に作られた皮膚の盛り上がりや銀白色のフケのようなものを改善する。
・BBP(ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル)は皮膚表面付近の拡張した血管の炎症を抑え、赤みを改善する。局所作用と全身作用の分離比が高いため全身性の副作用が低い。
・マーデュオックスの基剤は油性成分のみとなっており、30ヶ月の安定性がある。また、各単剤と同様の経皮吸収性がある。
・本剤の4週間を超えて投与した際の有効性及び安全性は確立していないとあるが4週間を超えて投与は可能。
・薬価 231円/g(オキサロール軟膏 115.5円/g アンテベート軟膏 28.7円/g)
・オキサロール軟膏とアンテベート軟膏1日2回使用の為薬価は本剤の方が安い。 
・長期投与H29年6月~(H29年5月末までは14日分 100g=10本は処方可。超える場合は広範囲などコメントを) 

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