ムコスタ点眼液UD2%(大塚製薬)

ムコスタ点眼液UD2%(大塚製薬)

2012.12.05

【一般名】レバミピド

効能・効果
ドライアイ

用法・用量
1回1滴、1日4回点眼

同種・同効薬  
人工涙液マイティア、ジクアス、ヒアレイン

同種・同効薬との比較
                       (作用)                   (効果)              
ジクアス点眼 …水分とムチンを分泌/水分を補充          
ヒアレイン点眼…粘性により涙を保つ/水分を補充          
人工涙液マイティア…涙液補充      /水分を補充          
ムコスタ点眼…ムチン分泌・粘膜修復/眼表面の粘膜保護
・ヒアレインと比較して、異物感、乾燥感、眼痛、霧視などは改善傾向(異物感、眼痛においてはムコスタが有意に優れる)
・コンタクトレンズの上からも点眼可能(マイティア、ジクアス、ヒアレインはソフトコンタクトレンズ×)

初回投与時の注意    
・懸濁液のため、使用の際には薬剤を分散させるため、膨らんだ部分をしっかりはじく
・白い懸濁液なので、点眼直後一時的に目にかすみが生じる
・点眼後、閉瞼して、1~5分間涙嚢部を圧迫した後、開瞼する
・点眼口を下向きに保管しない
・防腐剤を含有していないので、1回使い捨て。(使用後の残液は廃棄する)
・苦味の副作用あり(15%以上)

その他特記事項   
・他のドライアイ治療薬と併用可能
(ジクアスとは作用が重複する部分もあるが併用しても問題なし)
・長期投与→2~4週間で自覚症状改善。52週まで改善し続ける

付録
・ムチン→たんぱく質と多糖類が結合した粘性物質。納豆、おくら、やまいもなどに含まれる。消化管や眼の粘膜表面を覆っている。

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