メノエイドコンビパッチ

メノエイドコンビパッチ

2017.03.03

【一般名】 エストラジオール・酢酸ノルエチステロン経皮吸収型製剤

効能・効果
更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経系症状(Hot flush 及び発汗)

用法・用量
通常、成人に対し、メノエイドコンビパッチ1枚を3~4日ごとに1回(週2回)下腹部に貼付する。

一包化の可否 なし

食事の影響 なし

同種・同効薬  プレマリン錠・エストラーナテープ・エストリール錠・ディビゲル

同種・同効薬との比較
・エストロゲン製剤…プレマリン錠・エストリール錠 毎日内服
          エストラーナ 2日に1回貼付
          ディビゲル 1日1回塗布
・プロゲステロン製剤…デュファストン・プロベラ・ヒスロン 毎日内服
・経口剤は、肝臓を経由して血中に移行するため、静脈血栓のリスク・TG値・胆のう疾患のリスクが上がる。

初回投与時の注意
・1枚ずつパウチ包装(本剤4枚に1枚ずつ同封のアルミの袋は、冷所での他の食品と区別を付けるため)
・パウチ包装未開封で冷所保存で2年間安定確認済 (常温で1ヶ月まで安定確認済)
・パウチ包装未開封で冷凍庫に入れた場合は30日間安定確認済
・パウチ包装開封状態では、常温で7日間まで安定確認済(冷所での試験なし)
・本剤を貼付したまま40度の湯船に1時間の入浴4日間使用安定確認済
・下腹部に貼付(乳腺への高濃度薬物移行により乳腺症・乳癌のリスクが上がるため、乳房はダメ)
・冷所から取り出した後は水滴を拭いてから、シートを剥がして貼付するように指導。(水滴拭かずにシートはがすと、粘着面に水滴が付き、粘着力低下するため)

その他特記事項
・子宮のない人には、エストロゲン製剤のみで良いが、子宮のある人には、エストロゲンとプロエステロン両方投与しないと、子宮内膜癌のリスクが上がる。
・かぶれないよう、下腹部内で、ずらして貼付。

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