リキスミア皮下注300μg(サノフィ)

リキスミア皮下注300μg(サノフィ)

2013.10.01

【一般名】リキシセナチド

効能・効果
2型糖尿病(SU剤、インスリン製剤、SU剤+インスリン製剤を使用しても十分な効果が得られない場合)

用法・用量
1日1回朝食前に皮下注射。10μgから開始し、1週間以上投与した後15μgに増量し、1週間以上投与したあと20μgに増量する。(1日20μgを超えないこと)

食事の影響  あり (食後投与は行わない)

同種・同効薬  
ビクトーザ皮下注、バイエッタ皮下注

同種・同効薬との比較  
・長時間作用型 ビクトーザ(1日1回投与)、ビデュリオン(週1回)
・短時間作用型 バイエッタ(1日2回投与)
         リキスミア(1日1回投与)→胃の蠕動運動を抑え、胃内容排出を遅らせるため1日1回投与でよい

初回投与時の注意    
・朝食前40~60分で打つのがよい(治療を断念せるような悪心、嘔吐を防ぐため。注射を打ってまもなく食事をすると、食事中に胃の動きが止まり、吐いてしまうことある。)
・ランタスと同じソロスタータイプのペンで同時に打ってよい。

その他特記事項   
・国内唯一、基礎インスリンとの併用が認められたGLP-1受容体作動薬(H25.10現在)
・体重を増加させない
・主な副作用は、悪心、低血糖、食欲不振、嘔吐。
・悪心の副作用は投与開始後3~5ヶ月で頻度が高く、それ以降は減少する(理由は不明)
・投与後初めの食後では血糖値の上昇が少ない(2、3回目の食事では上昇する)ので、夕食前(食事量が多いので食後血糖値が上がりやすい)に投与の指示があるかもしれない。

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