リバスタッチパッチ（小野薬品工業）

2012.06.20

【一般名】リバスチグミン

効能・効果
軽度・中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

用法・用量
成人：1日1回4.5ｍｇから開始し、原則として4週毎に4.5ｍｇずつ増量し、維持量として1日1回18ｍｇを貼付する。
本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える　　

食事の影響　　　なし　

同種・同効薬　　
アリセプト、レミニール

同種・同効薬との比較　　
・同効薬と効果はほぼ同等で、ADLに対しては効果が期待できる。
・経口薬に比べ消化器症状が少ない
・1日1回貼付である為、投与が簡便で投薬管理が容易
・かゆみの副作用が多い

初回投与時の注意　　
皮膚障害に対して注意
（個人差はあるがだいたい24時間以内にひいてくる）

＜皮膚障害の対策＞　
・入浴後は皮膚が柔らかいのではがしやすい　
・のりをきちんととり、清潔な肌に貼る
・貼りかえる場所を毎回替える
・はがした部分（難しいようであれば全体に）を保湿する
・貼る前日にも保湿剤を塗っておく
・やさしくゆっくりはがす
・介護者は誰か（誰が貼るか）確認し、アドバイスする　

その他特記事項　　　
・アトピーや乾燥肌の人には適さない
・保湿もベタベタにならなければはがれにくい（粘着力が強い）
・4日以上貼っていない期間がある場合は主治医に相談
・13.5ｍｇ～かぶれやすい人が増える（面積が広くなるため）