リフキシマ錠200mg

リフキシマ錠200mg

2018.09.14

【一般名】 リファキシミン

 

効能・効果 
肝性脳症における高アンモニア血症の改善

用法・用量 
1回400㎎を1日3回食後に経口投与

一包化の可否 

食事の影響 
ありだが、食事しなかった場合もいつもの時間に服用。
(Cmaxは同様、食後投与でTmax遅延、AUC増加)

同種・同効薬 
カナマイシン(適応外)

同種・同効薬との比較 
肝性脳症で使用する薬剤
・合成二糖類…腸内のアンモニア産出、吸収を減らす。
・下痢、剤型(シロップ剤)がネック。
・BCAA(分岐鎖アミノ酸製剤)…主に使用。昏睡時の輸液やその後の治療に。
(リーバクトは適応なし)
・難吸収性抗菌薬…カナマイシン(適応外)。
・カルニチン製剤、亜鉛製剤…アンモニア解毒促進(適応外)。

初回投与時の注意 
・使用は原則12週まで。12週以上継続する場合、Drは「再発の恐れあり」とコメントを入れている。
・リファンピシンと同系統の抗菌薬。耐性菌発現を避けるため、服用する際は肺結核治療終了後、開始する。
・尿が橙赤色になる。噛み砕くと苦味あり。
・主な副作用は便秘、下痢。便秘は肝性脳症の誘因となるので注意。整腸剤併用あり。

その他特記事項 
・難吸収性抗菌薬で初めて、肝性脳症における高アンモニア血症の改善の適応。
・アンモニア産出する腸内細菌が減少し、善玉菌が増える。
・海外では1985年にイタリアで承認されて以来、40カ国以上で使用。

© 2017 双和薬局