ワントラム錠100mg(ファイザー)
〒812-0034 福岡県福岡市博多区下呉服町2-13
TEL 092-271-5350
2015.08.21
【一般名】 トラマドール塩酸塩
効能・効果
非オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記における鎮痛
疼痛を伴う各種癌、慢性疼痛
用法・用量
100~300mgを1日1回経口投与
症状に応じて適宜増減するが1日400mgを超えない
一包化の可否
△(メーカーは推奨していないが、3ヶ月間の安定性は問題なし)
同種・同効薬
トラマール、トラムセット
同種・同効薬との比較
・1日1回の服用でよい
・血漿中濃度推移はトラマールと同等
・トラマールから同用量の本剤への切り替えにおいて効果に違いなし
・レスキュー薬の使用回数も違いなし
初回投与時の注意
・少量(100mg/日)から開始
・徐放性製剤のため割ったり噛み砕いたりしない
その他特記事項
・トラマドール塩酸塩の徐放性製剤
・中核の徐放層を即放層でコーティングする2層構造(各層の成分含有率は企業秘密、海外の製剤では即放層25%徐放層75%)
・主な副作用…悪心・嘔吐、めまい、便秘、傾眠
・悪心・嘔吐は飲み始めに起こるが1~2週間でおさまる。増量しても発現率は増加しない
・傾眠は飲み始めに起こるが4~5日でおさまる
・本剤のレスキューとしてトラマール使用可(ただし合わせて400mg/日を超えない)
・血漿中濃度の上昇が早いためトラマールより副作用が出やすい。そのため初回はトラマールを1~2回服用後の本剤服用が推奨される
・上限400mg/日でも疼痛コントロール不良の場合は強オピオイドへ移行
・耐性なし
・規制区分なし
・長期処方 2016.7~
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