ツートラム錠25mg、50mg、100mg、150mg

ツートラム錠25mg、50mg、100mg、150mg

2025.06.06

【一般名】トラマドール塩酸塩

効能・効果
非オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記における鎮痛(慢性疼痛・疼痛を伴う各種がん)

用法・用量 
1日100~300mgを2回(朝・夕)に分けて経口投与。症状に応じて適宜増減するが、1回200mg、1日400mgを超えないこと。

一包化の可否
可(粉砕は不可)

食事の影響 
なし

同種・同効薬 
トラマール、トラムセット

同種・同効薬との比較 
速放部と徐放部を有する二層錠、速放部は8分で溶解

初回投与時の注意 
・初回は1回50mgから開始。(Dr判断により、1回25mgからのスタートもある)
なお、他のトラマドール塩酸塩経口剤から切り替える場合は、その経口剤の1日投与量、鎮痛効果及び副作用を考慮して、本剤の初回投与量を設定すること。
・徐放性製剤のため、割ったり噛み砕いたりしない。
・制吐剤や下剤の併用を考慮する。
・自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。

その他特記事項 
[禁忌]…12歳未満、エフピー・アジレクト・エクフィナ・セリンクロ投与中の患者、高度な腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30未満)、治療により十分な管理がされていないてんかん患者、急性中毒患者
・主な副作用…悪心、嘔吐、便秘、傾眠、浮動性めまい、口渇
・連用により薬物依存を生じることがある。
・退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること。
・75歳以上の高齢者→1日300mgを超えないことが望ましい。
・CYP2D6、CYP3A4により代謝される。
・有効成分放出後の基剤(抜け殻)が糞便中に排出されることがある。
・がん疼痛患者におけるレスキュー薬
→本剤のレスキュー薬としてトラマドール塩酸塩即放性製剤を使用する。レスキューの1回投与量は、定時投与中の本剤の1日量の1/8~1/4を経口投与する。ただし、トラマドール塩酸塩としての1日総投与量は400mgを超えないこと。
・慢性疼痛患者において、投与開始後4週間を経過してもなお期待する効果が得られない場合は、他の適切な治療への変更を検討すること。

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