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2020.07.31
【一般名】ラスクフロキサシン塩酸塩
効能・効果
<適応菌種>本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、
モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、クレブジエラ属、エンテロバクター属、インフルエンザ菌、レジオネラ・ニューモフィラ、プレポテラ属、肺炎マイコプラズマ)(マイコプラズマ・ニューモニエ)
<適応症>咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿腫を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、中耳炎、副鼻腔炎
用法・用量
通常、成人には、ラスクフロキサンとして1回75mgを1日1回経口投与する
食事の影響
なし
同種・同効薬
シプロキサン、クラビット、ジェニナック、オゼックス、スオード、アベロックス、グレースビット
同種・同効薬との比較
他のキノロン系抗菌薬と比較して、肺組織移行性は15~56.4倍、耳鼻咽喉科組織移行性は2倍以上
その他特記事項
・呼吸器・耳鼻咽喉科感染症で主に使用(泌尿器科では効果期待できない)
・通常5~7日間投与
・細菌のDNAジャイレース及びトポイメレースIVを同程度阻害する。一般にキノロン系抗菌薬ではどちらか片方のキノロン標的酵素に作用するため、両方のキノロン標的酵素を同程度阻害する薬剤は耐性菌を作りにくく、MICの上昇が低いことが示唆される。
・併用注意 アルミニウム、マグネシウム、鉄含有製剤併用でラスビックの効果減弱
フロベン等消炎鎮痛剤との併用で痙攣をおこるおそれあり
・主は副作用は下痢、好中球数増加、白血球数減少
・腎機能障害の程度に応じて用量調節必要なし
・粉砕すると苦味あり
・薬価 361.4円/錠
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