エナロイ錠2mg、4mg

エナロイ錠2mg、4mg

2022.01.21

【一般名】 エナロデュスタット

効能・効果 
腎臓貧血

用法・用量 
<保存期慢性腎臓疾患者及び腹膜透析患者>
通常、成人には、1回2mgを開始用量とし、1日1回食前又は就寝前経口投与。
以後は患者の状態に応じて投与量を適宜増減するが、最高用量は8mgとする。
増量する場合の間隔は4週間以上とすること。
<血液透析患者>
通常、成人には、1回4mgを開始用量とし(以下、上に同じ)

一包化の可否 

食事の影響 
あり(食後服用で血中濃度低下)

同種・同効薬 
エベレンゾ錠、ダーブロック錠、バフセオ錠、マスーレッド錠

同種・同効薬との比較 
・用量調節の回数が少ない(平均1.6回)
・他剤に比べてHb上昇速度が緩やか
・ESA製剤既往歴あるなしで開始用量の変更なし

初回投与時の注意 
・副作用:血栓塞栓症、高血圧
・リン吸着薬と同時服用で、本剤AUCが低下/多価陽イオン含有製剤(Ca、Fe、Mg、Al等)とはキレートを形成→併用する場合は、投与後3時間または、投与前1時間あけて本剤を投与。
・スタチン系、プラビックス等の併用問題なし

その他特記事項 
・透析導入前は腎機能低下に伴い貧血がひどくなり、しんどい状態になるため内服することが多い。
・注射のESA製剤投与では、Hb濃度が上がらず血中Hb値を維持できなくなると内服製剤へ切り替えらえる。

付録
・純国産製品
・割線があるため1mg、2mg、4mg、6mg、8mgの5規格できる
・2mg、4mg同じ大きさ(直径7mm)

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