オムジャラ錠100mg、150mg、200mg

オムジャラ錠100mg、150mg、200mg

2025.09.26

【一般名】モメロチニブ塩酸塩水和物錠

効能・効果 
骨髄線維症

用法・用量 
200㎎を1日1回経口投与。患者の状態により適宜減量。重度の肝機能障害を有する場合は150㎎を開始用量とする。

一包化の可否 
データなし

食事の影響 
なし

同種・同効薬 
ジャカビ錠

同種・同効薬との比較 
・アクチビンA受容体1型(ACVR1)の阻害作用も有する
・副作用について貧血や血小板減少は低いが悪心は高い
・脾臓縮小をみた臨床試験ではジャカビ28.8㎎/日とオムジャラ188㎎/日が同程度

初回投与時の注意 
・湿気を避ける為、乾燥剤を同封したボトル包装品のまま交付する
・重大な副作用…感染症(死亡例あり)、骨髄抑制、肝機能障害、間質性肺炎
・主な副作用…悪心(10%以上)→制吐剤の併用を考慮する

その他特記事項 
・ジャカビ発売以来10年目の新薬
・200㎎でないと脾腫と血小板数異常は抑えられない為、メーカーとしては100㎎で継続するなら治療方針変更が望ましいと考える。
・ACVR1阻害することで、鉄利用が増加する(Hb↑)
・副作用発現時の休薬、減量基準あり
・主にCYP3A4により代謝。また、OATP1B1/1B3の基質であり、BCRP阻害作用あり。
・交付時に端数が発生する場合、ジップロックに入れて1ヶ月投与可能。

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