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2018.09.07
【一般名】 エソメプラゾールマグネシウム水和物
効能・効果 (今回追加適応になった1歳以上の幼児及び小児のもの。成人は従来のカプセルと同様)
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症(10㎎のみ)、Zollinger-Ellison症候群
用法・用量
<胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群>
通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、体重20kg未満では1回10mgを、体重20kg以上では症状に応じて1回10~20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
<流性食道炎>
通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、体重20kg未満では1回10mgを、体重20kg以上では症状に応じて1回10~20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。
<非びらん性胃食道逆流症>
通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、1回10mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。
一包化の可否
〇
食事の影響
なし
同種・同効薬
小児に適応がある攻撃因子抑制薬は、7歳以上で服用できるH2ブロッカーのアルタットのみだった。
PPI:オメプラール、タケプロン、パリエット、タケキャブ
同種・同効薬との比較
pH4以上の持続時間/日 ネキシウム…59.8%(15-16時間)、ラベプラゾール…51.7%
小児において、ネキシウムpH4以上持続時間/日は80%(体内動態が良いため)
初回投与時の注意
小児での副作用発現は50例中2例で、下痢及び腹痛と光線過敏反応
その他特記事項
・PPIで初めて小児用法用量追加。
・ジュース、スポーツドリンク等に溶かして服用可(原則は水)
・カプセル内の粒子と顆粒の粒子は溶け易さの添加物のみ違い、ほぼ同様のもの
・顆粒は子供が開封しにくい「チャイルドレジスタンス(CR)機能」の包装
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