ブリィビアクト錠25mg、50mg

ブリィビアクト錠25mg、50mg

2025.10.10

【一般名】ブリーバラセタム

効能・効果
てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)

用法・用量 
成人には1日50mgを1日2回に分けて経口投与。症状により1日200mgを超えない範囲で適宜増減可。

一包化の可否 
〇 (粉砕も可→苦味が強い) 

食事の影響  
なし

同種・同効薬 
イーケプラ錠

同種・同効薬との比較 
・SV2Aに高い親和性(イーケプラの30倍)と選択性あり
・脳内移行半減時間がイーケプラの約20分に比べて、ブリィビアクトは脂溶性の為、約2~10分と短く、投与開始2日後には定常状態に達する。
・カルシウムチャネル及びAMPA受容体への作用が少ない為、精神症状や傾眠の副作用が軽減
・投与開始時から治療用量で投与可。増量期間がない。
・腎障害、肝障害に用量調節不要
・小児(15歳未満)に使用不可
・イーケプラより小さく服用しやすい

初回投与時の注意 
・重大な副作用…攻撃性(0.3%)
・主な副作用…傾眠(14.9%)、浮動性めまい(10.9%)
・併用注意…CYP2C19誘導薬(リファンピシン等)、カルバマゼピン、フェニトイン、アルコール
<イーケプラから切替え時の注意点>
・適応は部分発作のみの為、適応に注意
・メーカーとしては、イーケプラ漸減・ブリィビアクト漸増を推奨
(用量比の目安 ブリィビアクト:イーケプラ≒1:10~15)

その他特記事項 
・単剤投与可、第一選択薬の1つとして使用可
・非精神病性行動症状の副作用(NBSE)が原因でイーケプラからブリィビアクトへ切替えた患者の93.1%でNBSEが軽減

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